
こんにちは、ふくちゃんです。
突然ですが、皆さんは「お金」にとってどのようなイメージがありますでしょうか?
少し前まで、私のイメージは「よく分からないもの」でした。
私は大学を出てサラリーマンとして働いていますが、今までお金に関する講義や授業を受けたことはほとんどありません。
お金を稼いだり、管理したりする能力は学校では教わらないことが多いので、同じようなイメージの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな「お金」についての知識を与えてくれる一冊を紹介します。
それは、「金持ち父さんのアンフェア・アドバンテージ 知っている人だけが得をするお金の真実」です。
お金に対する知識を得たい、お金に対する考え方を変えたい、という方はぜひ読んでみてください!
お金に対する考え方を変えたい人へ【金持ち父さんのアンフェア・アドバンテージ】
「金持ち父さんのアンフェア・アドバンテージ 知っている人だけが得をするお金の真実」は2015年に刊行されたロバート・キヨサキ著の一冊です。
副題にもあるとおり、「アンフェア・アドバンテージ」とは知っている人だけが得をする大事なことです。
本書では、「知識」「税金」「借金」「リスク」「補償」の5つの項目について、それぞれのアンフェア・アドバンテージが紹介されています。
この記事では、私が特に大事だと思った事項について紹介していきます。
キャッシュフローという知識についてのアンフェア・アドバンテージ

お金の世界とファイナンシャル教育において一番大事な言葉はキャッシュフローだ。
金持ち父さんのアンフェア・アドバンテージ 知っている人だけが得をするお金の真実 より引用
キャッシュフローという言葉は本書の中で度々使用されています。
キャッシュフローとは、日本語に直せば、お金(キャッシュ)の流れ(フロー)のことです。
キャッシュフローとはお金を作り出す流れの事を指します。
お金を作り出す流れとはなんでしょうか?
分かりやすい例を挙げると、不動産収入です。
もし私が、とあるマンションのオーナーとなって、部屋を借りたい人に貸し出すとします。
そうすると私は、毎月借り手から家賃収入をもらうことになります。
この場合、家賃収入=キャッシュフローであり、不動産はキャッシュフローを生み出す資産ということになります。
本書では、キャッシュフローを作り出すものこそ、本当の資産であると定義しています。
一般的に資産と考えられている、持ち家や車はキャッシュフローを生み出すことはありません。
そのため、持ち家や車は資産では無いのです。
むしろ、ローンをして持ち家や車を購入するとなれば、それは資産どころか負債になってしまいます。
どうしても持ち家や車が欲しい場合は、まずキャッシュフローを生み出す資産に投資し、そこから生まれた資産で持ち家や車を購入するべきであって、持ち家や車のためにローンを組むべきではない、ということを私は学びました。
私はこの知識がなければ、ローンを組んで車を購入していたかもしれません。
資産形成を考えた時、まず第一にキャッシュフローを生み出す資産を作るべき、という考え方を私は本書を通してえることができました。
この知識こそがアンフェア・アドバンテージというものです。
投資についてのアンフェア・アドバンテージ

「投資」と聞いたときに皆さんはどうやって儲けると思いますか?
株式投資などの基本として「安く買って高く売る」ことによって利益を得ることが挙げられます。
この利益の得方は、投資の世界では「キャピタルゲイン」と呼ばれるものです。
本書の中で、筆者はリーマンショック時に投資をしていた人達について以下のように述べています。
これほど多くの人が巨額のお金を失ったのは、キャピタルゲインをあてにして投資していたからだ。そういう人はギャンブルをしているのと同じだ。
金持ち父さんのアンフェア・アドバンテージ 知っている人だけが得をするお金の真実 より引用
私の印象でも株式投資をする人(特に初心者)の多くは株の価格の上げ下げに一喜一憂し、キャピタルゲインを狙っている人が多い気がします。
しかし、実際にはリスクヘッジもせずに、ただお金を株式に投入することは投資ではなく、ギャンブルのようなものなのです。
であれば、株式にはお金を投入しない方がいいのでしょうか?
ここで考え方を変えることが必要です。
株式投資によって、キャピタルゲインではなくキャッシュフローを得ることをメインにすれば資産を増やしていることになります。
株式投資で得られるキャッシュフローといえば、配当金が挙げられます。
配当金を目的とするのであれば、仮に株式の価格が暴落したとしてもキャピタルゲイン目当ての投資家よりは影響は少なくなります。(基本的にキャッシュフローを生み出す株式は手放す必要がないため)
投資をする際は、キャピタルゲインではなく、キャッシュフローを生み出す資産に投資すること、これが投資に関するアンフェア・アドバンテージです。
リスクについてのアンフェア・アドバンテージ

[よくある質問] ファイナンシャル教育を受けていない投資家たちがこれほど多くのお金を損しているのはなぜか?
金持ち父さんのアンフェア・アドバンテージ 知っている人だけが得をするお金の真実 より引用
[短い答え] 保険をかけないで投資しているから
上の記載を読んだ時、私は目から鱗が落ちたようでした。
持ち家や車など大きな資産を手に入れたとき、ほとんどの人が保険に加入し、事故や災害などの万が一の事態に備えます。
しかし、持ち家や車の購入と同じく大きなお金を投入するはずの投資になると、保険をかけるという話はあまり聞きません。
株式投資の世界でいえば、何年かに一度大暴落が訪れます。
リーマンショックが起こったあと、今年はコロナショックで相場が大荒れになりました。
いつ大暴落が起こるかもしれない市場に、投資への保険なしで参入することは、自分で資産を減らしにいっているようなものです。
投資への保険の掛け方には分散投資やオプションポジションの売買など様々あります。
自分の行う投資に見合った適切な保険をかけることでリスクを0に近づけることで自分の資産をコントロールすることが大事です。
これが、リスクについて気をつけるべきアンフェア・アドバンテージの1つです。
まとめ
ここまで、代表的な3つのアンフェア・アドバンテージについて説明しました。
どれも、資産を形成するためにはとても大事な知識になります。
ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです。
また、「金持ち父さんのアンフェア・アドバンテージ 知っている人だけが得をするお金の真実」にはもっと細かく、様々なアンフェア・アドバンテージが解説されていますので、興味のある方はぜひ一度読んでみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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