資材調達部門の役割【実際に働いてみてわかったこと】

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 こんにちは、ふくちゃんです。

今日は私が本業としているメーカーの資材調達部門の役割を説明していきます。

メーカーへの就職を考えている方や、資材調達部門の仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください!

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資材調達部門の役割【実際に働いてみて分かったこと】

 この記事では、私が5年間実際にメーカーで働いてみて分かった資材調達部門の役割について説明していきます。

資材調達部門の役割はQCDの管理

 資材調達部門はメーカーの製品を作る工程のうち、下の図のように真ん中あたりに位置しています。

資材調達部門の仕事は一言にまとめると、「設計の仕様を満たす部材の調達、調達コストの低減​」です。

その仕事をしていく中で、資材調達部門の果たすべき役割は「QCDの管理」です。

QCDとはQuality(品質)、Cost(価格)、Delivery(納期)の略語です。

実際に資材調達部門がどのようにQuality(品質)、Cost(価格)、Delivery(納期)を管理しているのか、説明していきます。


Quality(品質)の管理方法

 資材調達部門がQuality(品質)を管理する方法としては、必要部材を購入してくる会社の品質監査があります。

品質監査とは、自分達の会社が購入する部材が、調達先の工場でどのように作られているかチェックするテストのようなものです。

品質監査で何をチェックするかというと、例えば、工場の設備は古くないか、きちんと整理されているかなど、様々な視点から調達先の工場内部を確認していきます。

品質監査は通常、資材調達部門だけではなく、品質管理部門や設計部門と一緒に実施します。

品質や設計のプロと一緒に品質監査をすることで、より細かく調達先の品質体制を確認することができます。

仮に調達先の製造工程に問題があれば、改善してもらい、私たちの会社がより良い部品を調達先から買うことができるようにします。

Cost(価格)の管理方法

 資材調達部門はCost(価格)を管理するために、調達先から購入する部材が、きちんと根拠のある価格で提供されているかをチェックします。

価格の管理のために、資材調達部門は調達する部材の市況を確認したり、部材のコスト分析を実施して価格が本当に妥当なのかを確認します。


市況の確認というのは、例えば鉄でできた製品を購入する時に、製品の価格が購入時の鉄価格と比較して高すぎないことを調査することです。

部材のコスト分析では、購入する部材のどの部分にコストがかかっているのか(例えば製品価格のうち材料費が高いのか?それとも人件費が高いのか?)を分類して、分析していきます。

 また、コストの管理方法のうちの1つとなりますが、資材調達部門の大きな仕事として、良いものをより安く買うということが重要視されています。

これは原価低減と呼ばれ、資材調達部門の大きな役割となるだけでなく、メーカーの経営にとっても重要な指標になります。

原価低減について

 原価低減について詳しく説明します。

原価低減とは言葉の通り、メーカーの製品を作るのにかかる製造原価を低くすることをいいます。

メーカの利益=売上−製造原価 で計算することができます。

もし、この利益を増やしたい場合、①売り上げを増やす②製造原価を減らすといった2つの選択肢があります。

言葉の説明だけではわかりにくいので、例を挙げて説明します。

 売上:10万円 原価:9万円のメーカがあるとします。

年間の利益は売上:10万円-原価:9万円=1万円です。

このメーカが利益を2倍の2万円にしたいと思ったとき、売り上げを増やすか、原価を減らすしかありません。


仮に売り上げを2倍にした場合、必要な原価も単純に2倍になるはずなので、利益率は10%のままです。

では、売上を増やすのではなく、原価低減をした場合はどうでしょうか?

原価低減を実施し、原価を1万円減らして、利益を2倍にできれば、同じ売り上げで、利益率を2倍の20%にすることができます。

 売上を2倍にするには、顧客を増やすことが必須(顧客本位)となります。

一方で原価を1万円減らすためには、より安い部品をつかう設計に変更したり、設備の効率化等を実施します。

原価低減については、自社努力で実行することができます。(自社本位)

メーカにとって売上を増やすことはもちろん大事ですが、原価低減をすることも同じくらい大切であり、資材部門は原価低減の大きな責任を担っているのです。

Delivery(納期)の管理方法

 Delivery(納期)の管理方法としては、私達の必要とする納期に、調達先が部材きちんと納品できるかどうかの確認を行います。


もし、購入する部材が必要とする納期に間に合わない場合、調達先に対して納期の短縮を依頼します。

調達先に短縮を依頼する際には、ただ単に「短縮してほしい」と要求するだけではありません。

調達先の製造工程を確認し、その中で短縮できる工程はないか、輸送などで1日でも短縮できないか、調達先と一緒に考えます。

どうしても調達先が部材の納期が短縮できない場合は、社内の生産工程部門と相談し、自分たちの工程を短縮したりして対応します。

まとめ

 ・資材調達部門の大きな役割はQCDの管理
 ・品質面は監査等を行い、取引先の製造工程を確認
 ・コスト面では価格の妥当性確認と原低を推進
 ・納期面では、日々の納期チェックと納期短縮交渉を実施

以上がメーカーの資材調達部門の仕事の役割になります。
メーカーの資材調達部門に興味のある方はぜひ参考にしたいただけると嬉しいです!

最後まで読んでいただきありがとうございます。




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