
こんにちは、ふくちゃんです。
Jリーグ開幕まであと1ヶ月ですね。
楽しみにすればする分、「早く開幕してほしい!」という気持ちは募るばかりです。
今日は開幕までの1ヶ月に高まるサッカー欲を満たす、アツいサッカー漫画を2つ紹介します。
2作品とも、読んでいるとめっちゃサッカーがしたくなってきます。
サッカーにあまり興味がない方にも是非読んで欲しいです!
読んだことがない方はもちろん、1度読んだ方もこれを機に再読してみてはいかがでしょうか?
シーズンオフにぴったり!アツいサッカー漫画2選【アオアシ&GIANT KILLING】
私がこの記事で紹介するのは、
アオアシ
GIANT KILLING
の2点です。
両作品ともサッカー漫画の中ではかなりの人気です!
アツいサッカー漫画① アオアシ
まずはアオアシから解説していきます。
アオアシは2015年からスピリッツで連載スタートし、現在も連載中の作者:小林有吾のサッカー漫画です。
2021年1月現在、最新刊は22巻で累計発行部数は600万部を突破しています。
サッカー漫画には珍しく、Jリーグのユース(高校育成年代)チームを舞台した作品です。
高校サッカーを描いた漫画はたくさんありますが、クラブユースものは違った視点から描かれるので、新鮮です。
アオアシ あらすじ
続いて、アオアシの簡単なあらすじを紹介していきます。
主人公は青井 葦人(1巻のカバー)です。
愛媛県立の弱小サッカー部でFWをしていた葦人ですが、J1「東京シティ・エスペリオン」のユースチーム監督:福田 達也と出会います。
この出会いによって葦人は、愛媛県を飛び出して東京のエスペリオンユースへと入団します。
エスペリオンユースで練習を始めた葦人ですが、なかなかチームメイトの技術についていけません。
追い討ちをかけるように福田監督からFW→SBへのコンバートを告げられ、さらに混乱します。
葦人は自身の技術の無さや、不慣れなSBでのサッカーにもがきながらも徐々に頭角を表していきます。
最初は不仲だったチームメートともサッカーへの情熱を通して次第に仲間になっていき、葦人が成長していく様子がこの漫画では描かれています。
アオアシのアツいポイント

アオアシを読んでいく上で、私が「アツい!」と感じたポイントを紹介していきます。
Jクラブユースの内情が描かれている
最初にも書きましたが、アオアシはJクラブのユースチームを舞台に描かれています。
クラブユースには葦人のように高校年代から所属する選手もいれば、中学年代のジュニアユースから所属している選手もいます。
クラブユースはサッカーの実力主義のため、ジュニアユースからユースに上がれない選手も当然の如くいます。
アオアシでは、そのようなユースに上がれなかった選手が奮闘し、別のチーム(高校など)でエスペリオンユースと対戦する場面も描かれています。
自分を落としたエスペリオンユースと対戦するシーンでは、サッカーにかけるアツい情熱を感じることができ、グッときます。
作中の戦術描写が面白い
アオアシでは、エスペリオンユースが中心になって話が進んでいきますが、対戦相手の戦術がかなり面白いです。
現代サッカーのトレンドをしっかり取り入れており、かなり研究して書かれているなぁと感じることができます。
例えば2020年のプレミアリーグで圧倒的強さを誇るリヴァプールの戦術を取り入れる描写がありました。
この部分を読んだ時、「まあリヴァプールは強かったし、漫画になってもおかしくないかな」と感じました。
しかし、その対戦相手として、まさかワトフォードの戦術まで漫画に組み込んでくるとは恐れ入りました。
アオアシは戦術面だけ見ても非常に満足できる漫画です。
葦人とチームメートの関係性がいい
エスペリオンユースにはジュニアユースから昇格してきた、技術に長けた選手と、葦人のように高校年代からセレクションを受けて合格した選手が混ざっています。
最初は昇格組とセレクション組で技術力や戦術理解の面で衝突することがたくさんありました。
しかし、一緒に練習をするにつれて、両者の間にあった壁も次第になくなり、チームの勝利に向けて一丸となっていく場面はかなりアツいです。
葦人だけでなく、ユースチームの所属選手はみんなエスペリオンでJ1の舞台に立つことを夢見ています。
その夢のために、チームメートと協力しながら勝利をもぎ取っていく姿は見ていて爽快です。
アツいサッカー漫画② GIANT KILLING
続いてGIANT KILLING 通称「ジャイキリ」について紹介していきます。
GIANT KILLINGは2007年にモーニングで連載開始し、現在も連載中の作:ツジトモ 原案・取材協力:網本将也のサッカー漫画です。
最新刊は57巻で発行部数はすでに1500万部を突破しています。
舞台は日本のリーグであるリーグ・ジャパンで、弱小チームがリーグ戦を勝ち抜いていく姿とともに、クラブチームを支える人たちの姿が描かれています。
ちなみにGIANT KILLINGとは日本語に訳すと「番狂わせ」や「大物食い」という意味です。
GIANT KILLING あらすじ
続いて、GIANT KILLINGのあらすじを紹介していきます。
主人公は達海 猛(1巻のカバー写真)。
10年前、リーグ・ジャパンのチーム、イースト・トーキョー・ユナイテッド(ETU)に選手として所属し、背番号7を背負って大活躍していました。
達海は日本代表にも選ばれ、注目を集めるなか、イングランド・プレミアリーグのチームに移籍します。
しかし、移籍後初試合で選手生命を絶たれる重傷を負い、そのまま消息を経ってしまいます。
一方、達海が去った後のETUはチームとしてのまとまりを失い、10年の間に2部降格も経験してしまいます。
現在では、ETUは何とか1部に復帰するも、万年下位のチームとなっていました。
そんなETUに新監督して達海が招聘されます。
消息をたった10年間で達海は、イングランドでアマチュアチームを監督として率い、FAカップでプレミアのチームを追い詰めるチームを作り上げていました。
当初、ETUのメンバーは達海を裏切り者として、受け入れませんでしたが、次第に達海の監督としての手腕に気付き始め、リーグ・ジャパン制覇に向けた戦いが始まります。
GIANT KILLINGのアツいポイント

GIANT KILLINGを読んでいく上で、私が「アツい!」と感じたポイントを紹介していきます。
達海 猛がかっこいい
この漫画を語るで外せないのが「監督:達海 猛のかっこよさ」です。
新米監督としてリーグ・ジャパンに参戦した達海率いるETUは、達海招聘前には勝てなかった相手も様々な戦術を駆使しながら、倒していきます。
達海は常にチームの全選手の特徴を把握し、相手チームの嫌なところをついていくことでチーム力で劣ると思われる相手にも引けを取らない戦いを見せます。
達海自身「サッカーは騙し合いのスポーツ」と述べるとおり、戦術面での多様さは読んでいて面白いです。
また、戦術面だけでなく時にはサポーターを煽り、ETUの選手たちに想像以上の力を出させる姿は、まさに理想の監督といえます。
監督だけが主役じゃない
GIANT KILLINGはただの「監督が弱いチームを率いて勝たせる」だけの漫画ではありません。
ETUの各選手にももちろん、アツいストーリーがあります。
特に達海の現役時代と同じ背番号7を背負う椿 大介の成長物語は感動ものです。
20歳のETUは達海が招聘されるまで、ほとんど試合にも出たことはなく、メンタル面でもかなりのチキンです。
しかし、達海と出会ったことによって選手としての能力を開花させるだけでなく、メンタル面でも成長を遂げていきます。
まさにシンデレラ・ストーリーとも言える椿の話だけを切り取っても漫画にできてしまうのではないか、と思うくらい面白いです。
また、GIANT KILLINGでは、監督・選手のストーリーだけではなく、フロント(ETU会長・GM・広報・スカウト)やチームを取り巻くジャーナリストや、チームを支えるサポーターの話にもスポットライトが当たっています。
一つのサッカークラブには、街全体、ひいては日本中をアツくさせる力があるのだと思い知らされます。
漫画だけには止まらない
GIANT KILLINGの魅力は漫画だけにはとどまりません。
達海の監督としての手腕によって、次々と大金星をあげていくETUの魅力は漫画だけにはとどまりません。
ビジネス書として↓こんな本も出されています。
ビジネス書が出せてしまうほど、GIANT KILLINGには名言も多いです。
私の好きな名言は達海が椿に言った「自分の中のジャイアント・キリングを起こせ」ですね。
どんな場面で言われたセリフなのか、実際にチェックしてみてください。
また昨年末には、フットボールダイジェストのETU特集号まで出版されています↓
こちらの内容も非常に濃いので、最新刊までGIANT KILLINGを読み終わったら要チェックです!
まとめ
ここまでJリーグのシーズンオフに読みたいアツい漫画2選を紹介してきました。
アオアシもGIANT KILLINGも読み応えがあって本当に面白いです!
読んでいるとサッカーはしたくなるし、スタジアムに行きたくなるし、余計サッカー欲が高まってしまいます。
また、両作者の対談もされていますので、チェックしてみてください↓

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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